自宅が美術館に早変わり!Google Art Projectの利点

自宅が美術館に早変わり!Google Art Projectの利点

2011年にスタートしたアートプロジェクト

Google Art Projectは、2011年2月にスタートしました。世界中に存在するアート作品のデジタルアーカイヴ化に取り組んでおり、年々協力する美術館や博物館が増えています。日本でも、国立西洋美術館や東京国立博物館などの有名所から埼玉県立近代美術館や名古屋市美術館など地方の美術館まで多くの美術館・博物館が協力しているプロジェクトです。Google Art Projectでは、「Google Arts & Culture」というアプリを活用して作品を鑑賞することができます。アプリをダウンロードしなくてもオンライン上で無料で利用可能です。

技術を駆使した驚異の70億画素

Google Art Projectには、Googleの高い技術力が遺憾なく発揮されています。提供されているアート作品は70億画素で鑑賞可能です。70億画素と聞いてもピンと来ないかもしれませんね。実は顕微鏡レベルの鑑賞に耐えられる画素数です。現実世界では貴重な芸術作品を間近で観ることはできませんが、Google Art Projectのデジタル化された作品であれば、作品にズームインして肉眼ではありえないほど微細な部分まで鑑賞することができます。

また、ストリートビューの技術を応用し、バーチャル ツアーを体験することも可能です。ただし、美術館や博物館に収容されている作品と言えども著作権の関係がありますので、全部を観ることができない場合はあります。Google側はあくまでプラットフォームを提供している存在であり、著作権などの対応に関しては美術館や博物館側が責任を持って対処しているのです。

新しい使い方!個人コレクション

気に入った芸術作品を所有したいと思うことありますよね。かつては芸術作品を所有することは一部の限られた人しかできませんでした。しかしデジタル化された作品であれば、個人が世界中の芸術作品の中から自分のお気に入りをピックアップして保存することが可能です。「Google Arts & Culture」には個人コレクション機能があり、世界中に点在する芸術作品の中からお気に入りを選んで保存できます。友人や家族に紹介する時にも便利です。絵画と合わせて解説も参照することができるので、知識のない人も楽しめます。

Googleだからこそできること

芸術作品のデジタルアーカイブ化を夢見る企業は少なくないでしょう。しかし、生半可な覚悟では成し遂げることはできません。その点Googleには、独自の20%プロジェクトシステムがあります。社員が勤務時間の20%を使って新しいアイディアや好きなプロジェクトに挑戦することを認めているのです。Google Art Projectももともとは20%プロジェクトの一環として始まりました。

Googleが培ってきた知名度や資本力も手伝って、プロジェクトに協力する美術館や博物館は多く、2019年2月現在では世界70か国1,200 以上の美術館・博物館・ギャラリーなどが所有する作品を鑑賞できます。プロジェクトは年々確実に成長しており、今後も頓挫する可能性は低いです。ユーザーが積極的に利用することもプロジェクトの推進を後押しています。

芸術作品は時間の経過とともにどうしても劣化してしまうものですが、デジタル化された作品は劣化の影響が少ないです。文化的資産を未来に保存する観点からも、今後が期待されています。

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