バスキア作品ってどのぐらい素晴らしいの?5つの作品を解説!

バスキア作品ってどのぐらい素晴らしいの?5つの作品を解説!

 

美術を堅苦しく考える人もいますが、自由に、心のおもむくままアートを表現する人もいます。そして、気の向くまま表現しているように見えながらも、実は緻密な計算がほどこされたアート作品を残す人もいます。

その偉大な画家として名を残したのが、ハイチ系アメリカ人の、ジャン・ミシェル・バスキアです。27歳でニューヨークにて亡くなった彼は、ニューヨークのブルックリンという芸術の最先端の町で生まれ、ストリートのスプレー描きから頭角をあらわしました。

お母さんはプエルトリコ系の移民、そしてお父さんはハイチ系の移民でした。
よって、黒人とヒスパニックのハーフといえるでしょう。ただし、アメリカ生まれですので完全なアメリカ人です。幼い頃から芸術に関心が高く、またその才能を見込んだ両親によって活動を後押しされていました。

実はニューヨークのブルックリンには、生粋のアーティストも大勢いますし、そこで生まれ育ってアートに目覚める少年少女がたくさんいます。
またそれと同時に、世界中からアートの刺激を求めて、アーティストのたまごがやってきますので、非常にエキサイティングな都市としても知られています。

そこでTシャツやポストカード販売をしながら若きバスキアは徐々に頭角をあらわします。バンドをやったり地下鉄やスラム街の壁に落書きをしたりしながら、暮らしていました。

かの有名なアンディ・ウォーホルとも知り合いになり、ふたりで共同制作をするなど、確実に評価が高まっていました。

バスキアの絵の特徴は、二分法と呼ばれるものです。
一見すると、ただ思うがままに落書きをしているようにみえながらも、資本家と貧民、心の外と内側といった対立を描くことによって、見る人の心に訴えかける作品だったのです。

非常に抽象的かつ具象的なのですが、色使いも鮮やかではっとするような表現、そして詩的であるため、心を掴まれるのです。

では、バスキアの作品を5つ解説します。

123億円の値がついた「Untitled」

バスキアが日本で有名になったのは、ファッションECサイトゾゾタウンの前澤社長が、オークションで123億円ものお金を使って、バスキアのuntitledを落札したことをきっかけにしてではないでしょうか。

この衝撃の価格によって、ゾゾの名は一躍世界にとどろき、前澤社長の元には、あのレオナルド・ディカプリオもやってきたほどです。
「タイトルなし」のタイトル通り、青く塗りたくったキャンパスに、叫びのような黒い顔が描かれています。バスキアはハイチ系アメリカ人だったことから、自画像の可能性も十分あります。
いずれにせよ、自分を含む誰かをモチーフにしたことは間違いないでしょう。

アイロニー(皮肉)のポリスマン

こちらは、アイロニーオブネグロポリスマンという作品です。
つまり、バスキアと同じタイプの人間である黒人の警察官。
警察官を限りなくポップに、そしてデフォルメして、背景とともに強調しています。
一体何がアイロニー(皮肉)なのか、明かされていませんが、あまり権力に従順ではなかったバスキアこそ、そのヒントなのかもしれません。

バスキアにかかれば、犬もファンタジック

こちらはストレートに「DOG(犬)」と名付けられた作品です。
ぱっとみると、犬か狼か?とも思ってしまいますが、背景からして夜であることがわかります。夜のニューヨークを表していると考えられ、都会に珍しい野犬を描いています。
もしかしたらこれは、夜のニューヨークを徘徊するバスキアの自分自身がモチーフになっているのかもしれません。

スカルで人間とは何かを描く

バスキアは人間に関心が深かったようです。人間の美しさと強さ、そして醜さと弱さをモチーフとし、そしてその深みを表現したかったのかもしれません。
スカルというこの作品では、苦悩している姿を描きながらも、どこかポップです。

イタリア旅行もバスキアの手にかかれば

バスキアはイタリアでも個展を開いたことがあります。
若くして認められたので、世界中でひっぱりだこになったのです。
やはりどこかポップでありながらもメッセージ性が強く、訴えかけてくるような絵画の迫力があるバスキアの絵は、見る人の心をゆさぶり、力強い生命力を感じさせてくれます。

 

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