国立国会図書館の歴史的音源で音楽鑑賞

国立国会図書館の歴史的音源で音楽鑑賞

歴史的な絵画作品の展覧会はあっても、歴史的音源をまとめて紹介する場所は少ないですよね。音楽は芸術の主要な分野の一つですが、音楽鑑賞といえばコンサートが一般的です。一味違った音楽鑑賞として、国立国会図書館が有する歴史的音源を堪能してみてはいかがでしょうか?

国立国会図書館デジタルコレクションの一つ

国内で発行された全ての本が納入されている国立国会図書館。実は「国立国会図書館デジタルコレクション」というサービスを展開しています。「国立国会図書館デジタルコレクション」は、国立国会図書館が収集し保存しているデジタル資料を検索・閲覧できるサービスです。「国立国会図書館デジタルコレクション」の一つとして「歴史的音源(れきおん)」があります。国立国会図書館内でしか聴くことができない音源もありますが、インターネット公開音源であれば誰でも無料で聴くことが可能です。1900年初頭から1950年頃までに国内で製造されたSP盤及び金属原盤等に収録された明治・大正・昭和時代の貴重な音源を堪能できます。

貴重な音源多数!多彩さが魅力

歴史的音源では、クラシック音楽、声楽、歌謡曲、民謡など、様々な音源が提供されています。私達の生活には音楽が溢れていますが、歴史的音源ほど多彩な音楽を堪能できる場所は少ないです。これまで知らなかったジャンルの音楽を知ることで、より深く音楽への造形を深めることができます。歌舞伎や詩吟といった日本特有の分化に関する音源も多いです。まずはインターネット上で気軽に聴いてみることから興味を深め、学んでいく方法も有効と言えます。

歴史的音源専用ページ(愛称:れきおん)が公開されたのは2013年3月。2016年時点で、インターネット上に公開されている音源は2,000点以上です。以降、収録している音源は徐々に数を増しています。定期的にチェックすると新しい出会いがありますよ。

全国多数の図書館で聴くことも可能

インターネットからだけでなく全国各地の公立図書館などで歴史的音源を聴くことが可能です。協力する図書館は年々増加しており、2019年現在288館が協力しています。一部海外でも協力している図書館があり、今後も利用できる場所は増える可能性が高いです。家でくつろぎながら聴く方法も良いですが、図書館の静かな環境で歴史的音源に親しむこともおすすめと言えます。

歴史的音源の公立図書館等への配信提供に関するページ
http://dl.ndl.go.jp/ja/rekion_librarylist.html

集中して聴くことで効果アップ

スタンフォード大学の研究によると、音楽を集中して聴くようにするとより深く音楽を楽しめることがわかっています。少なくとも3分程度集中して音楽を聴いてみましょう。ぼんやりと聴き流す方法もありますが、時には意識的に集中して聴くと新しい発見があります。例えば1つの楽器に集中してみるなど、普段と違う聴き方も可能です。歴史的音源には琴や三味線といった伝統的な楽器が使用された音源もあり、耳を楽しませてくれます。

インターネットから配信されていますので、目を閉じて聴くことも可能です。コンサートなどですと目を閉じて聴くと演奏者の様子を見られないことから損した気分になることもありますが、インターネットからの配信であれば、自由なスタイルで聴けます。知らない楽曲だけではなく知っている楽曲を聴いてみることもおすすめです。

音楽だけではなく演説もある

歴史的音源には、音楽の他にも演説・講演・朗読・実況などがあります。学習や研究にも活用できて便利です。現代とは違った演説や講演の様子をうかがい知ることができます。演説などは文字よりも音で聴いたほうが当時の雰囲気を味わえる可能性が高いです。音楽鑑賞と合わせて気になる音源を探求してみてはいかがでしょうか。

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